齋藤一徳のコーチングの極意A
コーチの極意Aは【わかりやすく伝える技術】について。
言葉でアドバイスをしても、プレイヤーはなかなか思うように動けないもの。
人間の感覚を変えるのは想像以上に大変な作業なのだ。
コーチは言葉では伝わりにくいことをわかりやすく伝え、意識させることが大切だ。
例えば、テニスを教える際サーブの時に前足である右足が動いてしまうプレイヤーに『動かすな!』と伝えても感覚で動かしてしまうので難しい。選手ができないのは感覚が邪魔しているからだ。しかし、そんな時はちょっとしたアイディアで解決することが出来る。
それはその辺に落ちている落ち葉を足の下のおくこと。その落ち葉を踏みっぱなしにしてといえば言葉で『動かすな!』というより効果が出るだろう。
口ではいくら言ってもできなかったことがあっさりアイデア一つでできるようになる。
コーチは指示を出すだけではなく【どうしたら伝わるか?】をアイデアを盛り込んで考える必要があるといえるだろう。